英雄
世界から監視されている
その感覚は紛れもない真実
我が子を愛する母親のように
優しい目で僕を許してはくれない
生きていくための贖罪なのか
危うく僕は死を望んでしまう
此処から救い出されるなら
どうなったっていい
その貪婪な心が
虚偽に塗れた僕だけの英雄を創り出す
たとえ僕が影になったとしても
縋り付かずにはいられない
でも気づいてるんだ
何の意味もないってことに
英雄はいつだって
大衆に殺されるんだ
貴方はまだ生きていますか
それとも
もう死んでしまいましたか