梼昧
さあ寝ようか
その短慮が彼をこの世に産み出す
まただ
消えて欲しいと願うも決して叶わない
心がそう思わせているのか
気まぐれな神の悪戯か
あるいはもともと存在していたのか
臆するたび
口角を上げたかのように増していく
まるで流砂に沈んでいくように
ああ 死が待ち遠しい
目が覚める
いつのまにか眠ってしまっていたのか
いや、そんなことなど考えない
また僕はいつも通り
今日も同じ罪を繰り返す
誰でもいい
僕を裁いてください